京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ60 「彩色の前に、しっかり下地☆」

2008年09月02日(火)
現在、修理中の神将像。

木地修理が完了して、彩色師の手に移る前に、

しっかり下地の工程を踏まなければなりません。

新誂の際と違い、修理(復元修理)の場合、木地の状態がいいとは限りません。

ですから、下地の工程はとても重要になります。


〔写真:上〕は生漆を摺り込み、木寄せ箇所等に和紙を貼ってる際のもので、

胡粉地を塗る前の作業になります。

生漆を摺り込むことは、木にとって頼もしい補強となり、

和紙を貼ることは、木寄せ箇所等の筋を表面に出にくくする作業となります。

もう少し大きな木仏になれば、和紙ではなく、布(寒冷紗)を貼ります。

強度面では断然布貼りですが、和紙に比べると厚みがあるため、小さい木仏には不向きです。 布を貼れば下地も分厚くなり、彫刻を殺してしまいます。

ですが、寄木造りで座像の木仏には小さくても、底(お尻の部分)には、必ず布貼りを施します。底の部分には、彫刻がされてないので問題がない訳です。


その後、胡粉地を塗っては研ぐ工程を繰り返して下地の工程は完成に至ります。〔写真:下〕



ブツネタ59 「発送☆ 準備完了☆★」
ブツネタ61 「あいや、待たれい!」