京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

株式会社 京仏商 谷口 京の仏具匠・谷口谷口へようお越し
仏像を彫る特別対談日々雑録製作事例谷口のこと
お問い合わせリンク集サイトマッププライバシーポリシー
日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

彫りあがりました★70 「立像6寸の観音・勢至菩薩像」

2019年04月07日(日)



彫り上がりました。


観音・勢至の両菩薩像です。


身丈は立像の6寸。 

尾州桧材で彫り出し、玉眼。 漆箔で仕上げます。


こちらは、彫刻前の木取りの段階。



手を前に出し蓮華を持つのが観音菩薩。

合掌するのが勢至菩薩。

この段階でもわかりますね。



こちらは、勢至菩薩像が粗彫りまで進んだ段階です。

観音菩薩はまだ木取りのままです。






次にこちらは、台座と光背になります。




仏像と同様に、尾州桧材です。

木地仕上げだったかと、座彫り師が勘違いするくらい美しい材を用意。

木地仕上げというのは、木地をみせる(下地を施さない)仕上げです。

ですので、それに見合う材料を使用します。

今回は、概ねを漆箔仕上げとなるので、
表面上は木地が見えるところはありません。

弊社では、仏像においては漆箔仕上げでも尾州桧を使用しますが、

台座では松と桧を併用しております。

ただ今回は、木地師の好意で桧にて製作。




では、彫り上がりです。

まずは、観音勢至さんから。




ご本尊の御両脇に安置する両菩薩さんですが、

ご本尊の阿弥陀さんよりも実は手間が掛かります。


こちらを見て頂けたらよくわかります。




まず、肘裏と肘から垂れる天衣が付きます。

あと、前頭部に、観音像には化仏、勢至像には水瓶が付きます。

そして、観音像の持物の蓮華が必要となります。


さらに、漆箔仕上げということで、

両肩を分離できるように製作しています。

後の工程の【下地】【漆塗り】【金箔押し】【金粉蒔き】の工程において、

隅々まできれいな仕上がりになるよう、

このように各パーツが分離するようになっています。









どのように仕上がっていくのか、また改めてご紹介していきます。

FBページでは、さらに細かくご紹介しております。

(いいね!を押して頂けると大変嬉しいです)