京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏像修理のハ・ナ・シ17 『座像5寸の阿弥陀像 戞柄5回)

2011年07月02日(土)




ブツネタ239「いかんせん修理」で登場した阿弥陀如来座像とその台座光背。


この後は、『修理のハナシ』に場所を替えてご紹介していきます。




さて、座像5寸の仏さんですから、非常に大きなお仏壇に祀られていました。


今回、半間(90僉砲諒間を造られ、そこに合うお仏壇に買い替えられ、


仏像・光背は既存品を修理して使用するものの、


台座は新しい仏壇内に納まるように新規に制作しました。



光背は、W下地の層を除去し、木地に戻し、




再度、木地を接合し直して木地修理。


台座は、もとの台座の半分以下の高さにしなければ、

仏壇内に納まらないので、

六角の木瓜型の框に、彫り出しの蓮華と反花という簡素な台座にしました







反花、框座が若干、尻つぼみにはなりましたが


仏壇内に納めると、





なかなか良いバランスになりました。


光背の先も隠れることなく、

基準より大きな仏さんではありますが、違和感もなさそう。

須弥壇上の高欄や柱にも支障なし。

漆箔や錺金具を施し、多少現状より膨れることになりますが、

擦れたりすることがないよう僅かな空きもあって問題なし。



台座・光背は、次工程の塗師の手に渡り、

仏の修理に掛かっていきます。