京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏具修理のハ・ナ・シ4 『紗綾形彫り説相箱の修理 (全2回)

2012年12月14日(金)



現在、説相箱を修理中です。




4面に紗綾型の彫刻が施されています。

さあ、どのように修理していきましょうか・・・。



このまま、漆を塗り替えると彫刻が今以上に埋まってしまいますので、

彫刻部分の漆、下地は除去しなければなりません。







仏像の復元修理であれば、水に浸け、下地を浮かせていくのですが、


こういった箱物ですと、

薄い無垢板で作られているために、水に浸けてしまうと、

板が反ってしまう危険性がありますので、


箱自体を水に浸けるのではなく、

彫刻部分を部分的に水を浸し、

全体に水気がまわらないように、下地を除去していきます。


部分的に虫食い被害も確認できましたが、

幸い、その範囲も少なく、





木地の取替えもわずかで済みました。









このあとは、塗師さんの手に渡ります。