京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ279 「幢幡(どうばん)製作中★」

2012年03月06日(火)



「 我 此 土 安 穏 」

「 天 人 常 充 満 」





こちらは、お上人様に書いて頂いた法華経にある経文。

その写経を幾通りも縮小コピーして、ある確認をしています。





ただいま、幢幡(どうばん)を製作中です。

コチラは木地段階での写真ですが、





上幡(かみばた)と呼ばれる部分の四方枠内に、

木材で文字を抜き、岩絵の具を蒔いて仕上げ、固定します。




先日、上幡の漆が塗り上がりまして、

固定する文字の大きさを確認しておりました。





文字を盛り上げ(胡粉+鉛丹+膠)で字を表現する場合も無くはないのですが、

当社では、それぞれの字を合板から抜き、下地をして岩絵の具を蒔きます。


上幡自体は金箔になるので、

彩色することで、文字自体が明確になります。






文字抜きの合板には共芯のシナ合板を使用。






文字を抜くのも手間の要ることですが、

それを下地して、彩色して、

何より、最終固定するのもなかなか手間の要る作業になりますし、

上幡外側の四方廻りにも唐草の彫刻が入りますので、

仕立てるのに結構な時間がかかります。



工程も多く、職人さんを行ったり来たり・・。 なかなか面倒な幢幡制作。

この後もちょこちょこ工程をご報告します。



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ブツネタ282 「幢幡に盛上げ(もりあげ)」

ブツネタ300 「幢幡☆箔押し〜完成まで★」