京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ290 「八角の次は…別製の六角型吊灯篭」

2012年05月04日(金)





八角型の吊灯篭が完成したさなか、


今度は、総丈1尺4寸の別製・六角型吊灯篭の木地が完成しました。

紅松と部分的に尾州桧材で制作しました。






昨日仕上がったのとは、屋根にそって付く蕨の形状が異なります。


火袋は今回も菱格子。

上部は透かし連子。足の持ち送りには猪の目入りです。









今回は黒漆塗りで面朱にする予定です。

昨日仕上がった下部香狭間には、灯りがもれるように和紙を張りましたが、

今回は裏板を付けて、色漆を塗るつもりです。


灯りとしての役割よりも、内陣の荘厳を重視しました。






小さな仏具ですが、

解体するとこれだけのパーツに分かれます。





連子なんかも、連子棒が外した状態で次工程に廻します。





底蓋も透かしになっています。

図案は僕なりに考えたもので、そこそこ気に入ってます。






今回の吊灯篭の木地で特筆すべきは、

やはりこの蕨手。


屋根にそわせて固定。

繊細かつ格好良い形。強度を考慮し桧材を仕様。




あと、手間の要る菱格子。






塗り下木地とはいえ、丁寧な仕事。

この菱格子は、
木地師さんも塗師屋さんも箔押師さんも手間の要る箇所となります。


さあ、塗師屋さんに頑張ってもらいましょう★