京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

モノづくりの現場から6「塗師の工房から」

2016年01月30日(土)




塗師の工房から・・。




現在、修理のお木仏の下地工程中です。




膠を使用する下地は、昔ながらの工法で、


後世に修復が可能な下地となります。


近年では、こういった天然材料による下地を使用しないところも増えました・・。







地の粉、砥の粉、胡粉等、細かさの違う粉を膠と水で溶いて下地を作ります。


厚ぼったくならないように、下地を塗っては研ぐ作業を繰り返します。


下がボコボコでは、漆を塗ると余計にそのボコボコが目立ちますので、


この下地の工程は非常に大切な作業となります。




写真の茶色い層は先に塗った下地です。その上から鼠色の下地を塗って、


研ぐことで下の層が露わになっています。







様々な形の砥石を使い分けて、“彫刻を生かせるように” 下地を整形。


この後の工程である漆をよりきれいに塗るために、ただただ念入りに。




・・・地味な工程です。


絵づらも地味です。 僕とは真逆です。


でも、とっても大事な工程なんです・・。