京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

☆彫りあがりました★39 「THE・座像3寸5分」

2011年06月17日(金)




彫り上がりました。



釈迦如来座像。


老山白檀で、座像3寸5分。


木取り時はこんな感じ。






そして、彫り上がり、

螺髪、瞳、髭、眉毛、唇の彩色を施した後の写真です。






特筆すべきなのは、

老山白檀で座像3寸5分ということと、“印相”。



座像のお釈迦さんであれば、多くは禅宗の本尊として祀られますが、

左手上に右手を重ね、両手親指の先を合わせる“定印(じょういん)”

を結ばれるお姿が殆ど。





・・で、

今回制作したお釈迦さんはというと、“施無畏与願印(せむいよがんいん)”

の印相にて制作しました。


右手は上げて、手の平を前に向けた施無畏印(せむいいん)、

左手は、手の平を上に向け、膝上に乗せる与願印(よがんいん)。



施無畏印は、衆生の恐れを取り除き、

与願印は、衆生の願いを叶える。 という意味を持ちます。





法隆寺金堂や室生寺のお釈迦さんもこの印相をされています。


凛としたお顔。

衆生の恐れを取り除くという厳しさの表情と、

願いを聞き叶えるという優しさの表情を兼ね備えた仏さんの完成です。




このあとは、截金を施します。




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ブツネタ262 「☆檀像・釈迦如来像完成★」